自宅で筋トレする際、まず揃えたいトレーニング器具といえばダンベルですよね。
腕、肩、胸といった上半身のトレーニングを自宅で効率的に行うには、もはやなくてはならない存在です。
ダンベルというとジムによくある重さの変えられない固定式を思い浮かべる方が多いですが、自宅用に購入するなら可変式ダンベルが断然おすすめ。
可変式ダンベルなら、
- 種目やセットに合わせて重さを自在に変えられる
- 挙げる重量がアップしても新しいダンベルを買う必要がない
- 複数の重さのダンベルを揃える必要がないので省スペース
などのメリットがあり非常に便利です。
筋トレ初心者だしそんなガチのやつじゃなくても、、」なんて思っている方ほど、最初に可変式ダンベルを選んでおいた方が後々後悔しないで済むはず。
そこで今回は、自宅用におすすめの可変式ダンベルと選び方について解説します。
目次
可変式ダンベルの選び方
まずは、可変式ダンベルの選び方から解説していきます。
解説はいいから「おすすめだけ知りたい!」という方は読み飛ばしてもらってもOKです。
懸垂マシンの選び方のポイントは大きく以下の3つ。
- アジャスタブル式かスクリュー式か
- 最大重量・調整段階が自分に合っているか
- 安全性・耐久性に問題がないか(安価品に注意!)
- レビューの評価は良いか(ただし盲信は禁物)
それぞれ詳しく見てきましょう。
アジャスタブル式かスクリュー式か
可変式ダンベルには大きくアジャスタブル式とスクリュー式があります。
- アジャスタブル式→ダイヤルやピンで簡単に重さを変えられるタイプ
- スクリュー式→シャフトにプレートをセットしてストッパー(カラー)で止めるタイプ
スクリュー式は下のようなタイプ。昔からある一般的な可変式ダンベルです。
一方のアジャスタブル式は下のようなタイプ(他にも色々な形があります)。ここ数年で各社が販売しだした新しいタイプのダンベルです。
この2種類のうち、自宅用で購入するならアジャスタブル式を強く強くおすすめします。
その最大の理由は、アジャスタブル式の方が重さを変えるのにかかる時間が圧倒的に短いから。
昔ながらのスクリュー式の場合、ストッパーを外してプレートを替えてまたストッパーを付けて、、という作業をひとつのダンベルで左右両方、さらにもう片方のダンベルも同じ作業をしなければいけないため、1分程度は時間がかかっていました。
ところが!アジャスタブル式ならダイヤルやピンでワンタッチで重さを変えられるため、かかる時間はわずか5秒程度。ふたつ合わせても10秒もあれば重さの変更が完了します。
「50秒ぐらいの違いじゃないか、、」と思うかもしれませんが、実際に使ってみるとその差は歴然。
トレーニグではセットや種目によって頻繁に重さを変えることも多いので、数秒で重さを切り替えられるのは断然ラクチンです。
限界まで追い込んだ直後に重量を下げてさらに追い込むドロップセットにも最適ですね。
登録者20万人以上を誇る筋トレYouTuberのコアラ小嵐さんなども紹介されているように、本格派のトレーニーの方もアジャスタブルダンベルを使っている方が多数おられます。
もちろん、スクリュー式の方が価格が安く壊れにくいなどのメリットもありますが、お財布が許すのであればアジャスタブル式を選ぶのがおすすめですね。
最大重量・調整段階が自分に合っているか
可変式ダンベルはものによって最大重量や何段階調整かが異なります。
アジャスタブル式の場合、最大重量は片方あたり20kg程度と40kg程度のふたつが主流で、調整段階は10~20段階程度と様々です。
調整段階は正直そこまで気にする必要はありませんが(多いに越したことはないですが)、重要なのは最大重量を20kgと40kgのどちらを選ぶか。
選び方の目安としては、本格的にトレーニングしたい男性は40kg、女性と健康維持目的の男性は20kgを選ぶのがおすすめです。
個人的には男性は40kgを選んだ方が後悔する可能性は少ないと思います。
その理由は、最大重量が重い方が融通が効くから。
最大が40kgでも20kgに減らして行うことはできますが、20kgを買った場合に重さが足りないと感じでも40kgに増やすことはできませんからね。
ダンベルを購入する段階では20kgで十分かなと思っていても、トレーニングを積んで持てる重量が増えた場合に20kgだと物足りなく感じる可能性も十分ありえます。
また、一口にダンベルトレーニングといっても種目によって扱う重量は全然違いますので、40kgを購入しておいた方がトレーニングの幅も広がります。
ただし、40kgの方がサイズが大きくなり価格も高くなるなどデメリットもありますので、その点も考慮したうえで自分に合った重さを選ぶようにしましょう。
安全性・耐久性に問題がないか(安価品に注意!)
ダンベルは数10kgもあるものなので、購入するうえで安全性・耐久性については非常に重要です。
スクリュー式であればほとんど壊れる心配はありませんが、アジャスタブル式は構造が複雑なためメーカーによっては壊れやすかったり安全性に問題があるものもあります。
特に、他と比べて異常に安価なダンベルは粗悪品が多く注意が必要です。
ダンベルというのは意外と価格が高く、アジャスタブル式であれば3~5万円は普通にします。相場と比べて不自然に安いものは、安いなりの理由がありますので気をつけましょう(もちろん安いものが全て悪いわけではないですが)。
安全第一で考えるのであれば、下でも紹介する「ボウフレックス」「パワーブロック」「フレックスベル」などの信頼性の高いブランドを選ぶのがおすすめです。
レビューの評価は良いか(ただし盲信は禁物)
ダンベルをネットで購入する場合、使いやすさや作りの頑丈さ、サイズ感などを実物を見て確認することができません。
そこで参考になるのが、Amazonなどの商品ページにあるレビューです。
レビューには、実際に使って良かった点、悪かった点など生の声が書かれていますので非常に参考になります。
なので購入前にはユーザーの評判が良いかレビューをチェックしましょう。
ただし、中にはステマと呼ばれるヤラセのようなレビューが掲載されている場合もありますので、不自然に絶賛のレビューばかりの商品には注意が必要です。
【自宅用】おすすめの可変式ダンベル4選
Bowflex(ボウフレックス) セレクトテックダンベル 2-24kg
価格(税抜) | 35,000円前後 | 重量 | 2-24kg |
---|---|---|---|
調整段階 | 15段階 | サイズ | 42.9×20.3×22.9cm |
トレーニングの本場アメリカの本格派ブランド「Bowflex(ボウフレックス)」の可変式ダンベル。
ダイヤル式の元祖といえるブランドで信頼性・知名度ともに抜群です。
両端にあるダイヤルを回転させて重さを変える仕様で、ものの2秒程度で超簡単に重量変更が可能。
重量は2-24kg、調整段階は15段階と申し分ありません(4-41kgモデルもあり)。
独自開発の特許構造を採用しており、台座から離れている間はダイヤルが自動ロックされて安全性も高いです。
左右のプレートが対になった構造のため、持った感じや使用感が普通のダンベルに近いのもメリット。
ブラックカラーにレッドのパーツがアクセントになったカッコいいデザインも◎!
デメリットは単品売りで価格がかなり高い点。24kgモデルで35,000円(税抜)程度するため、2個揃えるには70,000円超えと非常に高額になります。
また、全長が比較的長く軽い重量でも長さが変わらない構造のため、種目によってはダンベル同士が当たりやすいという点も挙げられます。
初心者が気軽に購入するには価格的にハードルが高いですが、信頼と実績のある最高品質のダンベルを購入したい方にはおすすめです!
▽4-41kgタイプはこちら▽
Motions(モーションズ) 可変式ダンベル 2.5-24kg 2個セット
価格(税抜) | 23,000円前後 | 重量 | 2.5-24kg |
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調整段階 | 15段階 | サイズ | 44.5×21×22.5cm |
コスパと性能を兼ね備えた「Motions(モーションズ)」の可変式ダンベル。
ボウフレックスとほぼ同じ作りでありながら、価格は2個セットで23,000円(税抜)程度と非常にリーズナブルなのがメリットです。
ダイヤルの調節もスムーズで重さ変更も簡単に行えます。
重量は2.5-24kg、調整段階は15段階とボウフレックスとほぼ同じで、ロック機能も搭載しています(5-40kgモデルもあり)。
モーションズは日本のメーカーが販売していてユーザーも多く、安いだけの無名モノと違い信頼性も高いです。
デメリットはボウフレックスと同じく軽い重量でも全長が変わらない点。これはダイヤル式の構造上仕方ありません。
それ以外は大きなデメリットもなく、しっかりした作りで価格も安いため筋トレ初心者の方にも最適な可変式ダンベルです!
▽5-40kgタイプはこちら▽
POWER BLOCK(パワーブロック) 可変式ダンベル SP50 4.5-23kg 2個セット
価格(税抜) | 59,000円前後 | 重量 | 4.5-23kg |
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調整段階 | 9段階 | サイズ | 33×17×17cm |
数ある中でも最も有名で随一の実績を誇る「POWER BLOCK(パワーブロック)」の可変式ダンベル。
多くのトレーニーから支持される最高峰のブランドで、まさにアジャスタブルダンベルの王者と呼べる存在です。
パワーブロックはピンを差し替えて重さを変更するタイプで、ワンタッチで素早く重量変更が可能。
ボウフレックスなどとは違い、重量変更の際に一度台座に戻す必要がないのもメリットです。
また、全長が33cmと見た目以上にコンパクトなため、トレーニングの際にダンベル同士が当たりにくく使い勝手も良好。
しかも、ボウフレックスなどは重さが軽い時も長さは変わりませんが、パワーブロックは軽い重さの時は全長も短くなるためより使いやすいです。
さらに、両サイドがフラットなため、オンザニー(膝の上にダンベルを置くこと)がしやすい点も上級者に好評です。
一方のデメリットとして真っ先に挙げられるのは、価格が非常に高いところ。4.5-23kgタイプは59,000円(税抜)とまだ何とかなりますが、2.3-41kgタイプは余裕で10万円オーバーとなかなか手が出せる金額ではありません。
その他では、普通のダンベルと違い構造上重心が中心よりも微妙に傾く点や、ピンが樹脂製に変更されたことによる耐久性の懸念(メーカーによるとより安心して使えるようになったとのことでおそらく心配ないが)が挙げられます。
筋トレに相当本気の方でなければこれだけの金額を出すのは難しいかもしれませんが、完成度や満足度は文句なしのためおすすめ度は非常に高いです!
▽2.3-41kgタイプはこちら▽
価格(税抜) | 59,000円前後 | 重量 | 4.5-23kg |
---|---|---|---|
調整段階 | 9段階 | サイズ | 33×17×17cm |
FLEXBELL(フレックスベル) アジャスタブルダンベル 2-32kg 2個セット
価格(税抜) | 57,000円前後 | 重量 | 2-32kg |
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調整段階 | 16段階 | サイズ | 43.5×18×18cm |
スウェーデンのトレーニングブランド「FLEXBELL(フレックスベル)」の可変式ダンベル。
グリップ部分を回して重さを変える新しいタイプで、ボウフレックスやパワーブロックよりも後発ながら最近人気が急上昇しているブランドです。
フレックスベルのメリットは、長さが変わらないボウフレックスのデメリットと重心の中心がズレるパワーブロックのデメリットを両方克服している点。
軽い重量でも重い重量でも使いやすく、普通のダンベルとほとんど同じようにトレーニングできます。
北欧ブランドらしいシンプルでスマートなデザインも魅力で、ゴツゴツしすぎていないのでお部屋にも馴染みやすいです。
重量は2-36kgまで2kg刻みで16段階の細かい調整ができるのも嬉しいポイント!
ただし、最大重量が32kgのため本格的にトレーニングしたい方はやや物足りなくなる感じるかもしれません。
デメリットとしては、重量変更をしっかり行わないと他のプレートが引っ付いてくる事例があり、やや慎重に取り扱う必要がある点が挙げられます。
また、プレートの角が丸く面取りされていないため身体に当たると痛いので注意が必要です。
価格は2個セットで57,000円(税抜)程度と高すぎず安すぎずで、スタイリッシュなデザイン性を重視したい方におすすめです!
▽価格が安い4kg刻みタイプはこちら▽
まとめ
可変式ダンベルにはアジャスタブル式とスクリュー式がありますが、簡単に重さの変更が可能なアジャスタブル式がおすすめです。
ダンベルは一度購入すると簡単に処分することも難しいため、後悔のないよう最大重量や信頼性、価格などをじっくり比較検討して選ぶようにしましょう。
おすすめ4選で紹介したものは全て評価が高い信頼できるものばかりですが、その中でもクオリティで選ぶならパワーブロック、価格で選ぶならモーションズが特におすすめです。
可変式ダンベルダンベルをゲットして、自宅で筋トレライフを満喫しましょう!