ランニングやマラソン、バスケ、サッカー、登山など足を酷使する運動でよくあるのが膝(ひざ)を痛めてしまうことです。
実際、「長時間走ると膝が痛い」なんて方も多いかもしれません。
そんな時におすすめなのが膝サポーターです。
膝サポーターは膝の痛みを軽減してくれるとともにケガ予防にも効果的です。
スポーツ時だけでなく、仕事中や日常生活で使うのにもおすすめです。
ですが、膝サポーターっていろいろ種類があって、正直どれを選べばいいかわかりませんよね。
そこで今回は、膝サポーターの効果と選び方、おすすめの膝サポーターを紹介します。
目次
膝サポーターの効果・メリット
膝サポーターはその名の通り、膝の関節をサポートする器具です。
スポーツの際やケガのリハビリ、日常生活での使用など様々なシーンで使われます。
膝サポーターの主な効果・メリットは、
- 膝の痛みを軽減
- ケガの予防
- 膝の保温
の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
膝の痛みを軽減
膝サポーターの最大のメリットは膝の痛みを軽減する効果があることです。
おそらく膝サポーターを使う方の一番の目的がこれでしょう。
「長時間走ると膝が痛む」という方も多いと思います。
それもそのはず、ランニングなどのスポーツ時には体重の3倍以上の負担が膝にかかると言われているのです。
そこで膝サポーターの出番。
サポーターで膝への負担を軽減することで痛みを和らげてくれるのでトレーニングをしやすくなります。
普通に歩くときや階段の上り下りでの痛みもラクになるので普段使いもおすすめです。
ただし、サポーターはあくまで補助器具ですので根本的な治療をする場合には病院に行きましょうね。
ケガの予防
膝サポーターはすでに膝の痛みが出ている方だけでなく、ケガ予防として使うのにも効果的です。
上でも解説したとおり、膝は負担がかかりやすく痛みも出やすい部位です。
特にマラソンなどの長時間の運動の際には膝の負担が大きくなります。
痛みが出る前にサポーターで負担を軽減してケガの予防をすることが大切ですね。
「サポーターを着けていると動きにくくない?」と思うかもしれませんが、固定力が弱めの履くタイプのものであれば動きやすくストレッチ性も高いです。
「特に痛みはないけどケガ予防や負担軽減目的で着ける」という場合はこちらがおすすめですね(詳しくは後で解説する「おすすめの膝サポーター」の所を参考にしてください)。
膝の保温
「寒い季節になると膝が痛む」という方は意外と多いです。
実は、冷えと膝の痛みは大きな関係があります。
冷えると血行が悪くなり関節痛の症状が出やすくなるのです。
そこでおすすめなのが保温効果が高いタイプの膝サポーター。
保温性の高い素材を使用することで膝の関節や筋肉を暖めてくれます。
ソフトな着け心地でスポーツ時以外でも着用しやすいものが多いので、冬場の日常使いにもおすすめです。
膝サポーターの選び方と種類
用途に合わせて「巻くタイプ」か「履くタイプ」を選択
膝サポーターと一口に言っても様々なものがありますが、大きく分けると「巻くタイプ」と「履くタイプ」のふたつに分類されます。
膝サポーターを選ぶ際は、まずどちらのタイプにするかを決める必要があります。
このふたつにはそれぞれにメリット・デメリットがあります。
人によって膝サポーターを使う用途や求める効果は違うと思いますので、自分に合った方を選びましょう。
巻くタイプ
「巻くタイプ」のサポーターはマジックテープなどで膝関節をしっかり固定できるのが特徴です。
膝への負担をしっかりカバーしてくれるので痛みを軽減する効果が高いのがメリットです。
関節を安定させて歩行や運動をスムーズにしてくれるのもポイントですね。
デメリットとしては、次に紹介する「履くタイプ」と比べて着け外しが面倒なのと動きやすさの面で劣るという点があります。
巻くタイプのサポーターはすでに膝に痛みのある方におすすめですね。
また、「長時間走ると痛みが出る」などという方にも最適です。
ケガのリハビリに使用されるような支柱付きのハードタイプ(通称:支柱付き装具)もありますが、ランニングや日常生活で使用するのであればソフトタイプの方が使いやすいと思います。
履くタイプ
「履くタイプ」はマジックテープなどはなくそのまま足に通して着用するのが特徴です。
スポーツタイツの膝バージョンといったイメージですね。
適度な着圧を加えることで膝関節をサポートしてくれます。
ストレッチが効いている「巻くタイプ」と比べて動きやすいのがメリットです。
長時間の使用もしやすくマラソンやランニングをはじめあらゆるスポーツに使えます。
ケガや膝の痛み予防のために膝サポーターを着用したい方にはこちらがおすすめです。
保温効果も高いので「冷えると膝が痛む」という方にも最適。
仕事中に着用したり普段使いしやすいのもメリットですね。
反対に、デメリットはサポート力が弱い点です。
膝を固定するのには向かないので、すでに痛みのある方はこちらではなく巻くタイプを使用した方がいいでしょう。
自分の足に合ったサイズを選ぶ
膝サポーターを選ぶうえではサイズも重要です(ワンサイズのものもありますが)。
サイズが合わずに膝にフィットしなければサポーターの意味がありませんからね。
サイズの選び方はメーカーによって微妙に違うので、各商品の販売ページでしっかり確認するようにしましょう。
例えば、サポーターの人気ブランド「ZAMST(ザムスト)」の膝サポーターの場合は膝のお皿の中心から10cm上の部分の太ももの太さを基準にサイズ分けされていますのでそれを目安に選びましょう。
また、ふたつのサイズで迷った場合には大きい方を選ぶのがおすすめです(これはサポーター大手のバンテリンのサイトにも明記されています)。
【巻くタイプ】おすすめの膝サポーター
ザムスト ひざサポーター EK-3
サポーター専門ブランドとして絶大な人気を誇る「ZAMST(ザムスト)」の膝用サポーター。
こちらの「EK-3」はサポート力と動きやすさの両方に優れた万能タイプです。
ザムストのサポーターの中でも特に人気が高く、Amazonのレビューでも評判が非常に高いです。
特に、「膝の痛みが減って歩くのが楽になった」という意見がとても多いです。
ソフトサポートタイプなので長時間の着用もしやすく、ランニングやスポーツ、普段使いなど使い勝手も抜群!
巻くタイプのサポーターの中で最もおすすめのモデルです。
ザムスト ひざサポーター EK-5
「ZAMST(ザムスト)」からもうひとつ。
こちらの「EK-5」は上で紹介した「EK-3」と比べてサポート力が高いモデルです。
しっかりと膝を固定して左右のグラつきを抑制してくれます。
サポーターとしての性能は非常に高いです。
S~LLまでサイズ展開が豊富なので男性・女性問わず膝にフィットするものを選べるのも魅力!
ただ、関節の固定を重視している分、動きやすさの面では「EK-3」に劣ります。
膝の痛みが比較的強い方におすすめですね。
ファイテン サポーター ひざ用 ミドルタイプ
トップアスリートも多く愛用するヘルスケアブランド「phiten(ファイテン)」の膝用サポーター。
こちらのミドルタイプは「固定ステー」を内蔵することで膝を適度に固定しつつ動きやすさも兼ね備えたモデル。
膝の左右のグラつきやブレを抑制してしっかりとサポートしてくれます。
蒸れやすいひざ裏部分にはメッシュ生地を採用し通気性が高いのもメリット!
ミドルタイプの他に、固定力の高いハードタイプや優しくサポートして膝の冷えも軽減してくれるソフトタイプもありますよ。
マクダビッド ニースタビライザー5 ヒザ サポーター
全米No.1のスポーツメディカルブランド「McDavid(マクダビッド)」の膝用サポーター。
日本でも25年以上支持されている評価の高いブランドです。
こちらは厳密には履くタイプなのですが、マジックテープで止める仕様なので巻くタイプの方で紹介します。
こちらの「ニースタビライザー5」は4本のスパイラルストラップと上下2本のテンションベルトで膝関節の固定力が抜群に高いモデルです。
4方向に伸縮するクロロプレンゴム素材を採用することでフィット性にも優れています。
ゴツゴツした見た目から動きにくそうと思われますが、側面に柔軟性の高い「スプリングステー」を内蔵することで膝の曲げ伸ばしもスムーズ!
膝をしっかりとホールドしたい方におすすめです。
【履くタイプ】おすすめの膝サポーター
ザムスト 薄型サポーター BODYMATEひざ
サポーターといえば一番に名前の挙がるブランド「ZAMST(ザムスト)」の膝用サポーター。
こちらは膝の痛みを軽減しつつとっても動きやすいのが魅力!
ザムスト独自のサポートラインによって太ももから膝まわりを優しくサポートしてくれます。
薄手で着け心地がよく、上からズボンを履いても邪魔になりません。
長時間着用しても装着感が気にならないので、マラソンや日常生活で使うのにも最適です。
履くタイプのサポーターではこちらが一番おすすめですね。
バンテリン ひざ用サポーター
CMでもお馴染みのブランド「VANTELIN(バンテリン)」の膝用サポーター。
こちらは数ある履くタイプの膝サポーターの中でも特に人気が高いです。
独自のU字型テーピング構造が膝を下と左右から支えて膝のブレを抑制してくれます。
また、横方向にスリットが入っていて膝の曲げ伸ばしがしやすいのもメリットです。
価格も1,000円ちょっととリーズナブルなので買いやすいのも魅力!
サポーターにしては珍しくカラバリが豊富でサイズも4種類揃っています。
こちらはスポーツよりも日常生活での使用がおすすめです。
FC 関節安定 ひざガード サポーター
家庭用ヘルスケア用品を幅広く展開する「FC(ファミリーケア)」の膝用サポーター。
こちらはテーピング技術を応用して膝のブレを抑制するのが特徴。
独自のクロス&スプリット構造によってで膝靭帯の機能を補助し関節の動きを安定させます。
膝裏はメッシュ構造にすることで蒸れを軽減しスポーツ時も快適です。
ランニングや普段使いなど使い勝手も抜群!
ミズノ ブレスサーモ ひざ用サポーター
日本最大のスポーツブランド「MIZUNO(ミズノ)」の膝用サポーター。
こちらはミズノ独自の吸湿発熱素材「BREATH THERMO(ブレスサーモ)」を搭載したモデル。
抜群の保温性で膝関節や筋肉を暖めてくれます。
ソフトでしなやかなパイル生地で着け心地も◎!
優しく膝をサポートしてくれます。
肉厚生地ですがストレッチも効いているので動きやすいです。
冷えると膝が痛む方におすすめですね。
まとめ
膝の痛み軽減やケガ予防には膝サポーターが効果的。
巻くタイプと履くタイプがありますので用途に合わせて選びましょう。
どちらのタイプも「ZAMST(ザムスト)」のサポーターがクオリティが高くておすすめですよ。